てんかんは新生児から高齢者まで、それぞれの年代によって発症率が異なります。てんかん自体100人に1人の割合で発症する病気であり、特別珍しい病気ではないため万人の方に注意が必要です。

てんかんが起こる仕組み

てんかん発作が起こる仕組みは、脳の神経の「興奮」と「抑制」のバランスが崩れることが原因になります。自動車に例えれば、興奮の神経はアクセル、抑制の神経はブレーキにあたります。
てんかん発作が起こるのは、興奮系の神経が過剰になる、もしくは抑制系の神経が微弱になる、というどちらかです。この時、脳内は過剰な興奮状態に陥り、激しい電気的な乱れが生じます。
人間の体には全身に神経が張り巡らされて、ネットワークを作り出しています。神経に微弱な「電気信号」が通ることによって脳の神経細胞で処理しているのですが、てんかんでは興奮系と抑制系の電気信号バランスが崩れることで、体の動きをコントロールすることが出来なくなります。
てんかん発作の分類として、脳の電気的興奮が起こる部位や興奮の広がり方で発作の種類を分けられます。
脳の一部が興奮することが原因となる「部分発作」と脳の大部分・全体が興奮して起こる「全般発作」に大きく分類されます。これらはさらに意識障害の有無・発作症状・発作型・発作の対称性によって細かく分類されます。
てんかんの薬として使われることが多いテグレトールは、躁うつ病や神経痛の薬としても使われています。テグレトールは発作を抑えるために、大脳の過剰な電気的興奮を抑える抗てんかん薬です。そのため、躁うつ病の躁状態に対しても効果が認められています。
抗うつ病薬を飲んでいると、てんかんを悪化させてしまったり、副作用が出てしまうこともあるので、十分に注意しましょう。また、抗うつ病薬以外にも、アルコールや抗精神病薬・気管支拡張薬・抗菌薬・局所麻酔薬・抗腫瘍薬・筋弛緩薬・抗ヒスタミン薬との併用を使っていると、てんかん発作が起こりやすくなることもあります。
テグレトールを使う時には医師の処方に従うのが安全です。